《迷ったらハイブリット!》買って・使って分かった!加湿器の選び方!

2022-02-01

乾燥する冬の時期、加湿はのどや肌のケアにとても重要になります。

特にこのコロナ禍においては、のどの健康状態を保つことは、完全のリスクを下げるためにとても重要!

そこで「加湿器」の出番になるわけですが、加湿器にはさまざまな種類があり、いろいろなメーカー・機種が存在しますよね。

いったいどれを買ったらいいのか…正直よくわかりませんよね。

そこで今回は、私が実際に購入・もしくは使用してみて分かった

「加湿器の選び方・使い分け方

について、解説してきます!

《加湿器の選び方》種類は、大きく分けて4種類

加湿器にはいろいろな種類がありますが、大きく分けると以下の4種類になります。

超音波式:超音波の振動により、水を粒子状に飛ばして拡散する方式

スチーム式により水を沸騰させて、水蒸気にして拡散する方式

気化式:水を吸い上げたフィルターにを当てて、水を蒸発させて拡散する方式(濡れたバスタオルを扇風機で乾かしているような状態)

ハイブリット式:水を吸い上げたフィルターに温風を当てて、水を蒸発させて拡散する方式(濡れたバスタオルを電気ファンヒーターで乾かしているような状態)

このように種類分けされているのも、それぞれメリット・デメリットがあるからなのです。

《加湿器の選び方》超音波式:安くてコンパクト!おしゃれ!種類が豊富!周囲のスポット加湿におすすめ!

「超音波式」は、超音波の振動によって、水を細かい粒子、すなわち「霧」にして、空気中に拡散する方式です。

超音波を発生させる機構自体はとてもシンプルなため、小型化しやすいので、卓上型など小型のものは、まず超音波式ですね。

メリット:

超音波式のメリット

大型から小型のものまで、いろんなサイズが選べる

おしゃれなデザインのものが多い

本体価格電気代共に安くすむ

④ 本体が熱くならず、安全

「次亜塩素酸水」とか「アロマオイル」などに対応している場合が多い !

①・②については、超音波発生装置がシンプルかつ小型化できるため、ですね。

小型のものが多い、というはかなり大きな利点です!持ち運びしやすく、車の中や職場のデスク上など、自分の周囲のみを加湿したい場合に便利この上ありません♪

また、加湿器にもインテリア性を求める場合、シンプルな構造の超音波式の方がデザインに融通が利きやすいです。自然、おしゃれな加湿器は超音波式がほとんどです!

③についても、やはりシンプルゆえの利点。シンプルゆえに安く、電気もあまり必要としません。

④は、超音波の振動によりミストを発生させているので、熱が発生せず、安全です。

小さなお子さんやペット、ご高齢の方がいる場合、熱が発生する加湿器は少し怖いですよね。

その点、超音波式は、安心して使用できるのは大きなメリットです。

また、熱が出ず、フィルター等も使用しないため、タンク内の水に「次亜塩素酸水」とか「アロマオイル」が使える機種が多いのも、良い点です。

詳しくは後で記しますが、超音波式のデメリットとして大きいのが、「雑菌が繁殖しやすい」ことなのですが、殺菌効果の期待できる「次亜塩素酸水」を使うことで、このデメリットは軽減できます。

デメリット:

超音波式のデメリット

雑菌カビが繁殖しやすいので、こまめな清掃・メンテナンスが不可欠

② 周囲が濡れやすく、カーテンなどに近づけないようにしなければならない

①については、正直思った以上に雑菌が繁殖しますね…。

実際、「加湿器肺炎」などという、恐ろしい肺炎もあるようですので、超音波式を購入する場合は「こまめな清掃・メンテナンス」が必要不可欠です!

加湿器使用の注意事項やメンテナンスについての記事もありますので、ぜひ参考にしてみてください。

また、超音波式は「水蒸気」ではなく「霧」を発生させています。

沸騰させているわけではないのに、白い霧がモワモワと出てくるので、見た目にもあきらかに加湿されているのがわかります。

ですが、これは水の粒子が大きいため、なんですね。

水の粒子が大きいため、加湿器の周囲で落下し、床や壁・カーテンなど、近くのものを濡らしてしまいます!

周囲で雑菌・カビが繁殖する原因にもなりますので、壁に寄せて置かない、カーテンの近くに置かないなど、配慮が必要になります。

おすすめの使い分けかた:

超音波式のおすすめ使い分け方

小型の加湿器で、自分の周囲スポット加湿に!

小さなお子さんペットお年寄りがいるご家庭の、リビング寝室に!

やはり小型の機種は、持ち運びに便利です。車の中デスク回り寝室の頭部付近など、自分の周りだけを加湿したいという場合に使うのがオススメですね♪

また、発熱しないので、ヤケドなどを気にせず、安全に使えるのも良い点です。小さなお子さんやペット、お年寄りがいる家庭では、安心してお使いいただけると思います。

ですが、いずれの場合もこまめな清掃・メンテナンスを心がけてください。

我が家では、現在はおうちでは超音波式は使っておりません。

かつてリビング用に大きな超音波式を使っておりましたが、加湿器の周囲はすぐ「ベショベショ」に。3~4日もするとタンク内超音波発生装置周囲ミストの触れる部位「ヌルヌル」に。雑菌の繁殖でしょうか…?

ちょっと気になったので、毎日こまめに清掃して使用していましが、メンドウになりワンシーズンで破棄。いまリビングは「気化式」を使用しています。

ただ、車の中を加湿するのに、ドリンクホルダーに入る小型の超音波式加湿器を愛用しています♪

小型なら毎回洗浄も簡単ですし、なにより車のドリンクホルダーに入る加湿器は超音波式だけです!

《加湿器の選び方》 スチーム式:パワフル加湿+温風!清潔!大きなお部屋や職場の加湿におすすめ!

「スチーム式(加熱式)」は、水を沸騰させて、水蒸気を発生させて加湿する、 昔からあるタイプの加湿器です。

電気ケトルでお湯を沸かしているようなイメージになりますね。

メリット:

スチーム式のメリット

高温殺菌するので、雑菌・カビ繁殖しにくく清潔

加湿力が高く部屋全体パワフル加湿

③ 熱い蒸気が出るので、お部屋の温度が下がらない

①に関しては、煮沸消毒しているようなものなので、あたりまえかもしれませんね。常に清潔に使えて、清掃・メンテナンスの回数が少なくて済むのは、大きなメリットです。

また、水が沸騰するまでに少し時間がかかるものの、一度加湿が始まると、強力に加湿してくれるのも、「スチーム式」のメリットです。

その加湿力ゆえに、比較的大きな部屋でも、部屋全体を加湿できます。

また、他の方式と比べてほんの少しですが暖房効果もあります。

とくに気化式・ハイブリット式は比較的強い冷風が出るので、風が当たる範囲内は寒く感じるかもしれません。

ですがスチーム式は熱い蒸気ですので、風が寒く感じられることはありません!寒い時期にピッタリの加湿器ですね。

デメリット:

スチーム式のデメリット

吹き出し口の蒸気や機械内の水高温になるので、小さいお子さんお年寄りペットヤケドが心配

電気代が高い

スチーム式は水を沸騰させていますので、どうしても吹き出し口の周りや機械内が高温になります。

高温部分を触ってしまうと、場合によってはヤケドしてしまうかもしれません。

小さいお子さんやお年寄り、ペットなどがいるご家庭では、周囲を柵で囲んだり、手の届かないようにする必要があるかもしれませんね。

また、最近の機種では、水が無くなったら加温をストップする「空焚き防止機能」がついている場合が殆どですが、古い機種や安い機種ではついていない場合があります。

「空焚き」による故障・火災などの危険性を考えると、スイッチを入れてから長時間放置するのは避けるべきですね。

また、水を加温するのに電気を使うわけですので、他の方式と比べて電気代は高くなりがちです。

特に大型の機種では、かなりの電力を使用するので、電気代が気になる方は注意が必要です。

おすすめの使い分けかた:

スチーム式のおすすめ使い分け方

高い加湿力を生かし、大きなお部屋の加湿に!

清潔さ清掃・メンテナンスの簡単さを生かし、職場の加湿に!

スチーム式は、一旦加湿が始まれば強い加湿力があります。ですので、大きな部屋を、持続的に加湿し続けることができます!

この加湿力を生かし、大きなお部屋に設置する場合は、スチーム式がよい選択肢となるかもしれません。

ただし、大型の機種は電気代が高くつくのがネックですので、コストとの相談にはなりますね…。

また、職場・オフィスへの設置もオススメです!

スチーム式のメリットは「管理しやすさ」。時々水を補給するだけで、毎日の清掃・メンテナンスは不要。お仕事に専念できますね!

我が家では、スチーム式は使用しておりません。

ですが、職場で使用しています。4畳半程度の小さな個室に、小型のスチーム式を使用しています。

狭い部屋用の小型器ですので、電気代はそれほど気になりません。また、部屋が寒くならないのも、狭い部屋にはありがたいですね。

使用後にざっと水洗いして、乾燥させておけば良いだけの簡単メンテナンスで、お仕事中にも時間を取らせません!

《加湿器の選び方》 気下式:電気代が安い!安全!長時間加湿し続けるお部屋(リビング・寝室・オフィスや、お子さま・高齢者のいるお宅におすすめ!

「気化式」は、フィルターに水を吸わせて、そのフィルターに風を当てて蒸発させることで、お部屋を加湿する方式です。

イメージとしては、「濡れタオルに扇風機の冷風を当てて、乾かしている」イメージですね。

メリット:

気化式のメリット

① 冷風を当てるだけなので、電気代が安い!

② 水の粒子が小さく、雑菌・カビが繁殖しにくい!

③ 熱を使わないので、安全、安心!

「気化式」は、水を吸収したフィルターに風を当てているだけのシンプルな仕組みです。

ファンを回すモーターに多少電力を必要とする程度ですので、電気代が安く抑えられるのは大変大きなメリットですね!

また、超音波式と違い、空気中に放出される水の粒子が小さいのも特徴の一つです。

水の粒子が小さいと、軽いのでより遠くに拡散されます。加湿器周囲が濡れたりする心配がなく、加湿器およびその周囲で雑菌・カビが繁殖しにくいメリットがあります!

機種によっては壁に密着させて設置が可能なものもありますよ♪

また、熱を発生させないので、ヤケドや発火といった危険性をほとんど気にしなくてよいのがいいですね。

長時間の使用や、部屋の不在時にも安心してつけっぱなしにできますし、お子様やお年寄り・ペットがいる家庭でも安心してご使用になれますよ。

デメリット:

気化式のデメリット

① ファンの回転音や風のが大きい

② 冷風が当たると寒い

気化式は、冷風を当てて水を蒸発させています。

ですので、どうしても風を起こすファンの回転音や、風の音が発生します。

特にお部屋が乾燥していて、より多くの加湿力を求められる場合は、それだけ強い風が必要となりますので、自然と音も大きくなってしまいます。

寝室での使用においては、音が大きいのは、人によっては気になる点ですね…。

また、冷風ですので、寒い時期に冷風が当たるのは寒くてつらいですよね。加湿器からの風が直接当たらないようにする必要がありますし、小さなお部屋ではどうしても風が当たってしまうかもしれません。

また、デメリットというほどではないですが、メンテナンスが簡単な「スチーム式」と比べると、ある程度の洗浄・メンテナンスは必要になります。機種にもよると思いますが、1週間程度で貯水タンク・水受け・加湿フィルター等の洗浄は忘れないでください。

おすすめの使い分けかた:

気化式のおすすめ使い分け方

① 長時間運転でも清潔、低コスト、安全なので、リビングや寝室での使用に!

② 熱が発生しないので、お子様・高齢者・ペットのいる家庭や、幼稚園・高齢者施設・ペットショップなどの施設での使用に!

気化式のメリットは、やはり長時間使用が安心、ということでしょう。

電気代が安く済みますし、熱は発生しないのでつけっぱなしでも安心です。

長時間つけっぱなしになる、リビング寝室での使用に向いていますね!

また、安全に使用できるのでお子様・高齢者・ペットのいる家庭や施設では、安心して使用できるのがうれしいですね。

その他、オフィス内や、様々な用途に安心して使用できますよ♪

我が家では現在、リビングで使用しています。以前は寝室で使用していましたが、音がうるさいのと冷風が当たって寒いので、寝室は「ハイブリット式」に切り替え、リビングでの使用に変更。

リビングでの使用なら、音も気になりませんし、風の当たらない場所に設置すれば冷風も気になりません。

安全でかつ電気代も安いので、リビング使用オススメです♪

《加湿器の選び方》 ハイブリット式:迷ったらコレ!素早く加湿!リビング・寝室におすすめ!

「ハイブリット式」は、原理はほとんど「気化式」と同じです。水を吸わせたフィルターに風を当てて、水を蒸発させています。

「気化式」と違う点は、風が「冷風」ではなく「温風」、ということです。

イメージとしては、「濡れタオルに電気ファンヒーターの温風を当てて、乾かしている」イメージですね。

メリット:

ハイブリット式のメリット

① 「気化式」とくらべて、素早く加湿できる!

② 「気化式」とくらべて、風の音が小さい

③ 水の粒子が小さく、雑菌・カビが繁殖しにくい

「ハイブリット式」は、「気化式」の弱点をおぎなう加湿方式になります。

冷風ではなく温風を用いて水を蒸発させていますので、気化式と比べて素早く、パワフルに加湿できます!

また、気化式とちがい温風ですので、冷風ほど強い風量を必要としません。

気化式と比べて、風の音が明らかに静かです♪

また、気化式と同様、水の粒子が小さいので、雑菌・カビが繁殖しにくいメリットがあります。メンテナンスが楽なのは、ありがたいですよね♪

デメリット:

ハイブリット式のデメリット

① 本体の大きさが、やや大きくなってしまう

② 加湿力と本体価格の比で考えると、少しだけ本体価格は割高

ハイブリット式はいいトコどりの方式ですので、大きなデメリットはありません。

電気代も気化式と比べると高いですが、スチーム式よりははるかに安いですし、多少風の音はしますが気になるほどではありません。

あえて言うならば、ヒーター部とフィルター部がある分、本体の大きさが大きくなってしまう点と、本体価格が割高な点でしょうか。

一人暮らしのワンルームなど、小さなお部屋で使用する目的なら、他の方式を選ばれるといいでしょう。

また、「気化式」のデメリットでも述べたとおり、ある程度の洗浄・メンテナンスは必要になるのは同様です。

おすすめの使い分けかた:

ハイブリット式のおすすめ使い分け方

① 清潔でパワフル・静音!リビングや寝室での使用に!

ハイブリット式はどのような用途においても、満足できる方式だと思います。

加湿力も十分なので、大きめのお部屋も十分に対応できます。

加湿器購入で迷ったら、とりあえずハイブリットがいいでしょう♪

どうしても音が気になる、とかデザイン性重視、いう方は超音波式・スチーム式を選ばれるといいと思います。

我が家では現在、寝室で使用しています。以前は寝室で「気化式」を使用していましたが、音がうるさいのと冷風が当たって寒いので「ハイブリット式」に切り替えました。

風は暖かくはないものの、微風になり寒さは感じなくなりましたし、音はホントに小さな音になったので、快適に眠れるようになりました!

《加湿器の選び方:まとめ

① 加湿器は、大きく分けて4種類ある!

超音波式

スチーム式

気化式

ハイブリット式

超音波式:安くてコンパクト!おしゃれ!種類が豊富!→インテリア周囲のスポット加湿におすすめ!

スチーム式:パワフル加湿+温風!清潔!→大きなお部屋職場の加湿におすすめ!

気化式:電気代が安い!安全!→長時間加湿し続けるお部屋(リビング・寝室・オフィス)や、お子さま・高齢者のいるお宅におすすめ!

ハイブリット式:→素早く加湿!→迷ったらこれ!リビング寝室におすすめ!

⑥ どの機種も、こまめな洗浄メンテナンスが必須!

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