毎月定額しか予算がない、でも「-5%投資法」をやりたい!!そこで考え付いた「レバレッジ5%投資法」!!
予算がない、でも「▲5%投資法」をやりたい…。
前回の記事で、こんな検証をしてみました。
「毎月3万円程度しか投資に回せない」「でも、ドルコスト平均法より高パフォーマンスを期待できる『▲5%投資法』を実践したい」・・・。
そこで、「毎月3万円でETFを買うか、貯めておいて『5%ルール』が発動したときに3万円×12か月分、ETFを買うか(資金が足らない場合は、買えるだけ)、どちらが高パフォーマンスか」
を検証してみました。
細かい内容については、下リンクにある過去記事を参照してください。
結果、「ドルコスト平均法」の方が良い、という結果になりました。定額積立しかできないなら、「5%ルール」を待っているよりさっさと毎月定額購入してしまった方が良い、ということのようです。
どうも「5%ルール」発動時に、しっかり1年分購入できるだけの資金が貯まってないことがあるのが問題のようです。
しかし現状の方法では、投資開始初期の資金不足はどうにもなりません。頑張って入金しろ!ってことになります。
でもせめて、後半の資金不足、何とかならないでしょうか…。
そこで考えたのが、
「レバレッジ▲5%投資法」
です!
「レバレッジ▲5%投資法」とは?
私の足りない脳みそで考えた「レバレッジ▲5%投資法」を説明すると、
① 「ドルコスト平均法」で、毎月S&P500連動ETF、もしくはNASDAQ100連動ETFを積み立て購入
② 「▲5%投資法」の「5%ルール」発動時、積立ETFを積立1年分売却し、QLD(レバナス)、TECL、SOXL等レバレッジ商品を購入する
といったもの。すなわち、
「ドルコスト平均法でS&P500・NASDAQ100連動ETFを積み立ててローリスクで増やしていき、『5%ルール』が発動したら、ETFで増えた資金を積立1年分売却、レバレッジETF購入の資金に充てる」
といった方法です。
通常のETFを現金積立と見立て、レバレッジETFを通常のETFと見立てたわけです。
この方法なら、投資開始初期の資金不足はどうにもなりませんが、後半の資金不足は何とかなるような気がします。
また、S&P500・NASDQ100積立より高パフォーマンスであることが予想されますし、あわよくばレバレッジETF積立より高パフォーマンスになるのでは…?
もしそうなれば、レバレッジETF積立なんて言うハイリスク投資法より、より効率よくレバレッジETFを購入できます♪
というわけで、頑張ってバックテストしてみました!!
「レバレッジ▲5%投資法」の検証条件
① 毎月300$分、「ドルコスト平均法」で非レバレッジETFを積み立て購入
② 「▲5%投資法」における「5%ルール」が発動したら、積立1年分($300×12=$3,600)の非レバレッジETFを売却する
③ ②で得た資金で、積立1年分($300×12=$3,600)のレバレッジETFを購入する
④ 検証期間:2010年4月5日~2022年8月26日(648週)
⑤ 積立する非レバレッジETF:「SPY(S&P500)」「QQQ(NADAQ100)」
⑥ 「5%ルール」で購入するETF:「QLD(NASDAQ1002倍レバレッジ、仮想レバナス)」「TECL(情報技術セクター3倍レバレッジ)」「SOXL(半導体指数3倍レバレッジ)」
⑦ QLD、TECL、SOXLの「5%ルール」判定は、NASDAQ100にて判定する
「レバレッジ▲5%投資法」検証結果
レバ積立 | レバ変則5%投資法 | レバレッジ5%投資法 (SPY) | レバレッジ5%投資法 (QQQ) | |
時価評価 | $305,702 | $194,968 | $266,607 | $274,526 |
評価益額 | $261,002 | $150,268 | $221,907 | $229,826 |
評価益率 | 584% | 336% | 496% | 514% |
レバ積立 | レバ変則5%投資法 | レバレッジ5%投資法 (SPY) | レバレッジ5%投資法 (QQQ) | ||
時価評価 | $512,060 | $339,153 | $457,117 | $465,492 | |
評価益額 | $467,360 | $294,453 | $412,417 | $420,792 | |
評価益率 | 1046% | 659% | 923% | 941% |
レバ積立 | レバ変則5%投資法 | レバレッジ5%投資法 (SPY) | レバレッジ5%投資法 (QQQ) | |
時価評価 | $388,150 | $290,952 | $389,871 | $396,475 |
評価益額 | $343,450 | $246,252 | $345,171 | $351,775 |
評価益率 | 768% | 551% | 772% | 787% |
おお!QLD・TECLに関しては、レバレッジETFの積立にはやや劣るも、前回の記事で検証した「変則5%投資法」よりははるかに良いパフォーマンス!
SOXLでは、レバレッジ積立をわずかに超える成績を出しました!
また、積立するETFは、SPYよりもQQQの方がわずかに成績が良いようですね。
この手法、毎月の積立は非レバレッジETFでいいんですよ!?なかなかいいんじゃないでしょうか?
今後の私の長期投資戦略
以上をふまえ、今後私の長期投資戦略を以下に決めました。
① 毎月3万円を口座に入金
② 1万円を「ドルコスト平均法」でレバナス積立購入
③ 2万円をQQQ積立
④ NASDAQ100にて「▲5%ルール」発動時、QQQを24万円分売却し、TECL・SOXLを12万円分ずつ購入
投資信託故に売買に時間がかかる「レバナス」は、毎月1万円ずつ積み立て。
ほぼリアルタイムで売買できるTECL・SOXLは、「レバレッジ5%投資法」で比較的安心してレバレッジETFを下落時に購入する戦略ですね。
上記の条件での運用成績ですが、非常にザックリとした計算で$400,000。円だと今1ドル144円くらい(2022/10/5)ですから・・・5760万円!!
投資元本は$44,700、円だと644万円くらいです。とんでもない高リターンですね…。
とはいえ、今後もこんなにハイパフォーマンスな米国株の状況が続くとも限りませんので、レバレッジETFの特性上、脳死積立はいけませんね。
何かいい利確条件がないか、今後も試行錯誤していきます!!
毎月定額しか予算がない、でも「-5%投資法」をやりたい!!そこで考え付いた「レバレッジ5%投資法」!!:まとめ
・ 「-5%投資法」では、「5%ルール」発動時に、年間積立金額分の購入が必要、また 「5%ルール」は、多い場合で年3回ほど発動する。よって、年間積立金額×3回の余剰資金が必要になる
・ 前回の記事における、「変則5%投資法」検証結果:月々定額しか予算が用意できないため、貯蓄して「5%ルール」発動時に一括購入す 「変則5%投資法」は低パフォーマンスだった。『ドルコスト平均法』の方がパフォーマンスが良かった!!
・ 「5%ルール」発動時に、年間積立金額分の購入するだけの資金が貯まっていないことがあるのが原因のよう
・「レバレッジ5%投資法」:毎月SPY or QQQを積立し、NASDAQ100で「5%ルール」発動したらSPY・QQQを積立金額1年分売却し、レバレッジ商品を購入する方法
・「レバレッジ5%投資法」結果:
レバナス:「変則5%投資法」<<「レバレッジ5%投資法」<「ドルコスト平均法」
TECL:「変則5%投資法」<<「レバレッジ5%投資法」<「ドルコスト平均法」
SOXL:「変則5%投資法」<<「ドルコスト平均法」<=「レバレッジ5%投資法」
・ 株式・ETF等はリスクを伴う金融商品です!あくまで自己責任で購入を…。
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