《ジョジョの奇妙な冒険 第6部》アニメ視聴の前に予習・復習!ストーンオーシャンの概要を解説します!!

2021-12-06

祝!アニメ化!!

おはこんばんわ、たこやきです!

いよいよ「ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン」が、 2021年12月にNetFlixにて配信開始!

2022年1月にはTOKYO MX系で、放送開始です!

でもわたくし、そんなに待てないッッッッ!!ので、さっそく「ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン」の概要・あらすじなどを解説させていただきたいと思います。

あらすじについても解説するので、多少のネタバレを含んだ記事になります。

主にまだ未読の方向けに、アニメ開始前の予習的記事のつもりで執筆しましたが、絶対ネタバレされたくないという方はブラウザバックを推奨します。

作品の概要

題名ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン
副題第6部 空条徐倫 ―「石作りの海(ストーンオーシャン)」
作者荒木飛呂彦
出版社集英社
掲載誌週刊少年ジャンプ
発表号2000年1号 ~ 2003年19号
連載期間1999年12月7日 – 2003年4月8日
巻数単行本:全17巻(64~80巻)
文庫版:全11巻(40~50巻)
話数全158話
ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン

単行本の巻数は、一旦リセットされて、「1(64)巻」を記載されるようになりました。

舞台

時代設定

物語の舞台となる時代は、2011年になります。

連載当初からすると、近未来になりますね。この近未来設定は、第4・5・6部に共通する設定です。

場所

物語の舞台となる場所は、アメリカの南東部、フロリダ州。

「州立グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所(G.D.st刑務所)」内にほぼ限定されます。

物語の終盤では刑務所外に展開が移りますが、フロリダ内で全て完結します。

主人公:空条 徐倫(くうじょう ジョリーン)

ジョジョ第6部の主人公は、「空条 徐倫(ジョリーン)」です。

ジョジョ初の女性主人公です。

名前でお分かりかと思いますが、あの第3部の主人公、「空条 承太郎」の娘、という設定です。

作品初期では、突然刑務所行きになって、戸惑う描写が多々ありました。

ですが、数々の敵との戦いや父親とのわだかまりの消失、仲間たちとの絆によりどんどん成長。

優しくも強い、ジョースター家の末裔にふさわしい人物へと変わっていきました。

そういった徐倫の心境の変化も、第6部の楽しみの一つです。

ちなみに女性主人公にもかかわらず戦闘シーンが多く、負傷も歴代ジョジョより多かったのでは・・・と思います。

あの父親譲りのセリフ、「オラオラオラオラ」「やれやれだわ」も健在ですよ。

徐倫のスタンド能力についての説明や、キャラクター考察については、後日別ページにて解説したいと思います。

カンタンなあらすじ

2011年のアメリカ・フロリダ州にて。

主人公の空条徐倫は、恋人の起こした交通事故の罪を着せられ、グリーンドルフィンストリート刑務所に収監されてしまいます。

恋人に裏切られ、心底落ち込んでいた中で、面会に来たのは・・・

幼いころに母と離婚し、ずっと会っていなかった、父親「空条 承太郎」でした。

多くを語らない承太郎、ゆえに徐倫とは昔から深いわだかまりがあり、承太郎に怒鳴りつけると追い返してしまいます。

その時承太郎から渡されたのは、石の破片のようなものが入った、奇妙なペンダント

ペンダントの中の破片により怪我をした徐倫ですが、実はそれが第5部で出てきた、スタンド使いを生み出す「弓と矢」だったのです

スタンド能力を見つけた徐倫、危険な受刑者やスタンド能力者たちとの戦いを、スタンドで切り抜けていきます。

ですが、そもそも徐倫が刑務所行きになったの、裏で糸を引く暗躍者の罠、だったのです。

果たして徐倫は、暗躍者の罠から切り抜けられるのか!まだ見ぬ暗躍者の正体は、いったい何なのか、その目的は!?

そして無実の罪は晴れるのか!?

・・・といった内容です。

第6部のみどころ!

第6部は、「グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所」という、閉鎖空間でほぼ物語が展開していきます。

終盤では刑務所外に展開が移りますが、それでもフロリダ内で物語は完結します。

ちなみに第4部は、宮城県S市杜王町という一つの町で物語が展開していました。比較的狭い空間での物語という意味では似通っていますが、第6部はほぼ一つの建物内で起こる物語。

各地を転々と移動する、まさに冒険といった展開が続く他の部とは、少し違った雰囲気になります。

ジョジョ特有の、いつ、どんな方法で襲ってくるかわからない、あの不気味な感覚はそのままに。刑務所内という閉鎖空間が生み出す、新感覚のバトル・サスペンスを味わえるのが、本作品の見どころの一つとなっています。

また、我々日本人には馴染みのない、「アメリカ」「刑務所内の生活」について知れるというのも、本作品の面白い点だと思います。

作者の「荒木 飛呂彦先生」は、第6部を執筆するにあたり、現地アメリカ・フロリダの刑務所に取材に行っています。そこで得た知識・経験を、漫画内にふんだんに織り込んであります。

荒木先生は第6部1巻のあとがきに、刑務所取材の感想として「すごく緊張して呼吸が苦しい」「自分なら3時間で壊れる」と述べていました。

この息詰まるような閉塞感、「非日常」を気軽に漫画として味わえるのは、本作品ならでは、ですね。

第6部の悪い点

上記の「閉鎖空間」というのが、裏返せば欠点、と言えなくもないです。

「ジョジョ」といえば、主人公たちがさまざまな場所に移動し、冒険を繰り広げるのがセオリーであり、世界旅行をしているような感覚を味わえるのが、大きな魅力の一つになっています。

ところが今回は、物語の舞台が「刑務所」。絶対に逃げられない閉鎖空間内であり、旅行・冒険とはかけ離れた設定です。

ゆえに、他の部のような自由・解放感はほとんどありません。

第6部は、そここそが魅力であり、みる人によっては欠点ともなりえます。

また、終盤になるにつれ、大規模な影響を発生させる「広範囲波及型」ともいえるスタンドが多数、現れます

第5部終盤でいうところの、「シルバーチャリオッツ・レクイエム」のようなタイプのスタンド、です。

スケールが大きく、かつ難解な能力が多いので、ついていきにくい感があります。

気になるラストは!?

さて、気になるラストについてですが、ネタバレを避けるために詳細は控えます。

ざっくりと説明すると、大どんでん返し、いや「ちゃぶ台返し!」といったラストになります。

大変感動的なラストではありますが、極めて衝撃的。私は当時、かなりのショックを受けました。

ある意味では、「ジョースター家とDIOとの因縁」は無くなり、ジョジョにまつわる物語はこれにて終了、という、真のエンディングともいえるラストです。

こればかりは、ぜひ皆さんご一読いただきたいですね。

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《あわせて読みたい!関連記事》

それでもあえて、ネタバレを望む!という方は、下記リンクよりあらすじをご覧ください。

アニメの見どころ・ポイントを紹介しています。アニメご視聴の参考にしてみてください。

6部の主人公、「空条徐倫」についての解説記事です。

難解なラスト、「時間加速」についての考察は、下記リンクよりご覧ください。

作中屈指の強キャラ、「メイドインヘブン」の倒し方について、考察した記事はこちら。

プッチ神父の目的について、やや妄想気味に考察した記事もあります。時間が許せば、ぜひご一読ください。

あらすじでは触れなかった、6部に登場する魅力的なキャラクターたち。

その中でも異彩を放っていて、かつとても難解な能力を持つ「ケンゾー」についての記事はこちら。

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