《アニメ》ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャンの主人公、空条徐倫の魅力を、徹底解説!!

2021-12-03

おはこんばんわ!たこやきです。

今回は、大人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン」の主人公、

空条 徐倫(ジョリーン)

について、考察したいと思います!

ネタバレや妄想に近い内容が含まれますので、未読の方ブラウザバックをよろしくお願いします。

基本情報

名前空条 徐倫(通称ジョリーン
年齢19歳(1992年生まれ)
身長174cm
体重57kg

父は空条承太郎。母の名称は不明ですが、アメリカ人です。承太郎とはジョリーンの幼少期に離婚しています。

ちなみに、空条承太郎の父は日本人、母スージーQはイギリス系アメリカン人とイタリア人のハーフ。

なので、ジョリーンは日本人1/4のクォーターですね。

ジョースター家の遺伝通り、背中の首元に「星形のアザ」があります。

ジョリーンの名前の元ネタは、アメリカのカントリーシンガー、ドリー・パートンの楽曲「ジョリーン」です。

スタンド名・能力

スタンド名ストーン・フリー
破壊力A
スピードB
射程距離1~2m
持続力A
精密動作性C
成長性A
能力肉体を糸に変える

肉体を糸に変える能力、最初は指先から糸が出るだけでした。長距離まで糸を飛ばせますが、力は大変弱く、かつ脆いものでした。

ですがその後、「糸電話の要領で会話を盗聴できる」「傷口を縫う」「編み上げて防弾チョッキにする」などといった応用も可能になり、シンプルゆえに応用の利く、使い勝手のいい能力に進化していきました。

さらに、「糸が集まると立体になる」という概念から、繊維が固まったような外見の人型スタンドも発言するようになりました。こちらは典型的な「近距離パワー型」のスタンドで、1~2mしか移動できませんが、接近戦向けの能力です。

ジョリーンの戦闘スタイルは、この糸を利用したトリッキーさ・しなやかさと、人型スタンドを用いた接近戦の豪快さの二面性を併せ持った、応用力の高い戦闘スタイルです。

スタンド名の元ネタは、ジミ・ヘンドリックスのアルバム、「ザ・ジミ・ヘンドリックス・エク二ペリエンス」の1曲、「ストーン・フリー」です。

登場時のジョリーンは、無実の罪で投獄されたこともあり、若干メソメソした描写もありましたが、本来の性格は明るくて快活、そして芯の強い典型的ジョースター家信念に向かい、迷わず突き進む性格です。

また、敵だったものの利用されていただけの「フー・ファイターズ」に情けをかけて助けたり、まだ少年の「エンポリオ」を弟のように慈しんだりと、これまでのジョジョ主人公にはない、女性的な優しさも持ち合わせています。

承太郎との関係

父親である「空条 承太郎」は、ジョリーンが幼いころに離婚しています。

また、ジョリーンが6歳のころ、42℃の高熱で生死をさまよったことがありましたが、承太郎は日本にいて、会いに来ませんでした(ちなみにこの時、承太郎は森王町にて吉良吉影を追っていました)。

こういった経緯もあり、第6部初期の親子関係は最悪でした。

ジョリーンが投獄された際、最初に面会にきて連れ出そうとしたのは承太郎でしたが、あって早々ジョリーンがブチ切れてたりしていました。

しかし、物語が進むにつれて、承太郎がジョリーンをいつも大切に思っていたこと、承太郎が何度も身を挺してジョリーンをかばったこと、敵の本当の目的と自分の一族の宿命を理解したこと、これらにより親子関係は改善していきました。

ジョリーンは最初、承太郎を「オヤジ」「あんた」と呼んでましたが、終盤には「父さん」と呼んでいます。彼女の心境の変化が感じられる描写ですね。

考察:短編漫画 ゴージャス☆アイリンとの関係性

ゴージャス☆アイリンは、ジョジョの作者である「荒木 飛呂彦 先生」がジョジョの前に執筆した作品で、全2話の内容になっています。

荒木作品で初の女性主人公であり、メイクで自分や他人に協力な自己暗示をかけて戦う暗殺者、といった設定の内容になっています。

荒木先生は、この作品に手ごたえを感じず、全2話で終了にして、ジョジョの考察・執筆にとりかかったとのことです。

あくまで私の推測ですが、荒木先生は、女性主人公のマンガをまた描きたい、リベンジしたいとの思いがあったのではないでしょうか。

それを裏付けるような描写があります。第6部の最後です。

宇宙が一巡し、更にそれも無かったことになった後の地球の話。ジョリーンそっくりの人物として、「アイリン」という女性が登場します。このアイリンという名前・・・最初から荒木先生は、第6部の主人公の名前を、似ている響きの「ジョリーン」にしたのではないでしょうか。

もしそうだとしたら、完全にリベンジ成功!ですね。

考察:ジョジョメインストーリー最後の主人公としてのジョリーン

ジョジョ第6部の最後は、簡単に言うと「今までのジョジョの歴史が無かったことになった」というラストでした。

ジョリーンも居なくなり、代わりに、おそらくスタンド能力もないアイリンのいる世界、です。

そういう意味では、「今までのジョジョ正歴史」、「ジョジョ・メインストーリ」の最後のジョジョはジョリーン、となります。

そういう意味では、ジョリーンこそ最後のジョジョに相応しい人物だったのではないか、と思っています。

というのも、ジョジョのほかの主人公は、みんな自分の意志で人生を選択する余地が、ある程度あったと思うんです。

でも、ジョリーンはそもそも、無実の罪で刑務所にぶち込まれ、罠にはめられ父親も失いかけました。彼女には、「抗う」「死ぬ」という選択肢しか無かったように思います。

自分の信念で選んだ道では無く、追い込まれて取らざるを得なかった道・・・という側面が、ほかの部のジョジョに比べて強く感じるんです。

それでもジョリーンは諦めず、プッチ神父の想像を遥かに超える抵抗を示し、間接的にではありますが、プッチ神父の目的阻むことができました。

誰よりも追い込まれ、ジョースター家とDIOの宿命に誰よりも翻弄され、傷つき、そして最後には少年にすべてを託して死んでいった、短命だった女性、ジョリーン・・・。

「DIOとの因縁」「翻弄される激動の人生」「未来へ受け継ぐ意志」「短命」。すべてジョースター家の特徴です。

その特徴のすべてが、最も強調されて描かれたのが、ジョリーンだったのではないか。

ゆえに、ジョリーンはジョジョの最後の主人公として、最もジョジョらしいのではないか、と思うのです。

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《あわせて読みたい!関連記事》

ジョジョ6部の全体のあらすじを、簡単にまとめた記事です。完全ネタバレですので、ご注意を。

ジョジョ6部の概要・詳細についてはこちらをお読みください。

アニメの見どころ・ポイントを紹介しています。アニメご視聴の参考にしてみてください。

6部の主人公、「空条徐倫」についての解説記事です。

難解なラスト、「時間加速」についての考察は、下記リンクよりご覧ください。

作中屈指の強キャラ、「メイドインヘブン」の倒し方について、考察した記事はこちら。

プッチ神父の目的について、やや妄想気味に考察した記事もあります。時間が許せば、ぜひご一読ください。

あらすじでは触れなかった、6部に登場する魅力的なキャラクターたち。

その中でも異彩を放っていて、かつとても難解な能力を持つ「ケンゾー」についての記事はこちら。

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