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《コロナ 感染対策》加湿器の使用がリスクに!?お部屋の加湿、3つの注意事項!!

2022-01-29

加湿

おはこんばんは!!たこやきです。

みなさん、部屋の加湿はなさっていますか?

2020年は新型コロナが世界中で大流行、たくさんの人々が犠牲となりました。

多くの方々が、手指消毒やマスク着用・自粛など、新型コロナへの感染にきをつけていらっしゃると思います。

乾燥する冬の時期は、ウイルスが空気中にとどまりやすく、感染のリスクが高まる時期です。

また、くちやのどの粘膜が乾燥していると、ウイルスや菌がくっつきやすくなります。感染の確率が高くなってしまいますよ。

ですので、ご家庭や職場での適切な加湿器の使用は、感染対策として一定の効果が期待できます

とくに冬の時期は、加湿器を使用している方も多いのではないでしょうか。

ですが、感染防止のための加湿器が原因で、かえって別の感染症を引き起こすケースがあるのを、ご存じでしたでしょうか!?

今回は、加湿器によって起こるかもしれない悪影響の解説と、加湿器の使用における注意事項を3つ、まとめてみました。

菌やカビは、が大好き!!

コロナウイルスをはじめウイルス類は、生体内でしか繁殖できません。

ですので、加湿器のなかでウイルスがふえる心配はありませんが、

多くの細菌や真菌(カビ)は、水がある環境で容易に繁殖します。

特に30~40℃程度の状態では、急速に増殖してしまいます。

よって、加湿器内に水が長期間残っている状況や、適切な清掃・水の交換をなまけると、かんたんに細菌やカビが増えてしまうのです。

そのまま使用すれば、つねににこれらの雑菌を吸い込み続けることになり、

感染対策のための加湿が、かえって感染のリスクを高める結果になりかねません!

加湿器の中は、菌がふえやすいんだね!!

加湿器内でふえて、蒸気を吸入することで感染する菌・カビは数多くありますが、

中でも特徴的で、かつ注意すべきなのが「レジオネラ症」「アスペルギルス症」です。

レジオネラ症は、「レジオネラ菌」という最近により引き起こされる重篤な「レジオネラ肺炎」と、

一過性の「ポンティアック熱」という感染症の総称です。

アスペルギルス症は、アスペルギルス属というカビにより引き起こされる感染症の総称です。

いずれも重症化しやすく、原因を特定しにくいため治療が遅くなったり、治療抵抗性があり、最悪手遅れになるケースもあるので注意が必要です。

そのほか、その他の細菌による肺炎、カビの胞子を大量に吸入することで起こるアレルギー性の過敏症など、

加湿器の不適切な使用で起こりうる感染症はたくさんあります!

では実際、どのようなことに注意すればよいのか、解説していきます。


加湿器の使用・メンテナンスの注意点

給水タンク内の水は、毎日交換する

機種や使用状況にもよりますが、給水タンク内の水が1日でカラッポになるということは、あまりないかと思います。

ですので、ついつい何日もそのまま使用してしまいがちですが、菌は水、とくにあたたかい水が大好きです。

数日で、菌はどんどんふえてしまいます。

給水タンクの水は、毎日交換しましょう!

また、その際に、タンク内を水・もしくは食器用洗剤で洗いし、タンクの蓋も洗うようにしましょう。

加湿器を使用する予定のない日は、給水タンク内の水はすてて、洗浄後によく乾かしておいてください。

また、加湿器のなかにトレーがあるタイプの場合は、こちらも排水・洗浄してください。

定期的に機器内の洗浄をする

給水タンク以外にも、加湿フィルターやトレーなど、加湿器のなかには、水がいつも残っているトコロがいくつかあります。

これらを毎日分解し、洗うのは大変で、現実的ではありません。

加湿器の種類により洗浄頻度の目安は変わるかと思うのですが、多くの場合、1~2週間を目安分解・洗浄するよう推奨しています。

お使いの加湿器の説明書に沿って、こまめに分解・洗浄するようにしましょう。

また、洗浄方法についてですが、流水水洗、もしくは食器用洗剤での洗浄や、つけおき洗いをしてください。

また、ながい間使用している加湿器のパーツには、硬くて白いモノが付着していることがありますが、

これは水道水中の塩類(カルシウムなど)が固まったものです。

白いモノが気になる場合は、ドラッグストア等にある「クエン酸」により、ある程度の除去が可能です。

湿度を確認し、湿度を40~60%に調節する

よくある思い込みですが、加湿すればするほどいい!・・・というわけではありません。

加湿は、確かに新型コロナへの感染リスクを軽くする効果はあります。でも加湿しすぎはかえって他の感染症のリスクを高める結果になりかねません。

前述のとおり、多くの細菌・カビは高温多湿がだいすき。

部屋があたたかく、しかも加湿し続けた場合、部屋の中で細菌・カビがふえてしまいます!

とくにカーペット・じゅうたん・カーテン・ふとんや衣類などの布製品や、壁紙・壁板や天井・床・タタミなど・・・湿りやすく、雑菌の温床になりやすいです。

壁紙・壁板などにカビがふえてしまった場合は、壁板の交換などが必要になるケースもあり、思わぬ出費となってしまいます。

他にも、高温多湿を好むものとして、ダニ類があります。

カーペット・寝具がダニだらけになり、皮膚の発疹や痒み、アレルギー性の過敏症を引き起こす恐れもあります。

そこで、湿度計を部屋に置き、湿度を調節しましょう。

お部屋の適切な湿度は、40~60%です。

多くの加湿器は、部屋の湿度を感知し自動で出力を調節してくれますが、エアコン等の温風が直接当たるなどが原因で、正しく調節できないケースもあります。

また、加湿器を壁やカーテンなどに近づけて使用すると、同様に雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。

加湿器によって違うかとは思いますが、加湿器の周囲は30cm以上壁やそのほかの物から離しましょう

特に、吹き出し口からはより遠く離すべきです。

また、1~2時間おきに窓をあけるなどして換気をしたり、使わない部屋は加湿器・暖房器は切るなどし、部屋の中が長い間高温・多湿にならないよう、工夫しましょう。

補足:各パーツの消毒方法は?

通常、各パーツを適切な期間で分解洗浄していれば、消毒までは不要です。

洗浄を長いことサボっていると、各パーツ内の水分がのごっていたり、茶色くなったりしてしまいます。それでも洗浄すれば問題ない場合がほとんどです。

ですが、パーツの構造上、細かいミゾや手の届かないトコロがある場合、または汚れが気になってしまう場合は、洗浄後の消毒が必要かもしれません。

消毒が必要な場合は、「次亜塩素酸ナトリウム」がいいでしょう。

いわゆる「塩素系」といわれる消毒液・漂白液(例えばご家庭にある「ハイター」「ピューラックス」「ミルトン」など)がこれに当たります。

ほとんどの種類の細菌・真菌・ウイルスが消毒可能です。

十分な消毒には、希釈濃度浸漬時間が重要です。

希釈濃度は、次亜塩素酸ナトリウムが0.05~0.1%ほど。

「ハイター」だと、次亜塩素酸ナトリウムの濃度が約6%ほどですから、

水1リットルに対し約10ml、キャップで0.4杯程で約0.05%になります。

浸漬時間は5~30分ほどで消毒されます。

注意したいのは、次亜塩素酸ナトリウムは時間とともに徐々に分解れていくので、

製造・購入から時間が経過したものは記載の濃度より薄くなっている可能性がある事です。

「ハイター」に関しては、希釈濃度と保管期間の一覧表がありますので、参考資料として掲載しておきます。参考にしてください。

0.05%以上0.1%以上
生産直後(6%)水3リットルにキャップ1杯(25ml)水3リットルにキャップ2杯(50ml)
3カ月以内水1リットルにキャップ0.4杯(10ml)水1リットルにキャップ0.8杯(20ml)
1年以内水1リットルにキャップ0.6杯(15ml)水1リットルにキャップ1.2杯(30ml)
3年以内水1リットルにキャップ1杯(25ml)水1リットルにキャップ2杯(50ml)
ハイターの希釈濃度の目安(花王HPより抜粋

また、消毒後は十分に水洗いし、消毒薬を洗い流し切って下さい。

特に次亜塩素酸ナトリウムは金属製品をゆっくりサビさせるので、サビを防ぐために十分水洗。長時間の消毒は避けて下さい。

補足:そのほかのメンテナンスは?

機器によっては、加湿器内にフィルター等のパーツが存在します。

フィルターは消耗品であり、多くは2年ほどでの交換をすすめています。

そのまま使いつづけると故障の原因となったり、汚れがのこって菌がふえやすくなったりします。

耐久年数がすぎたら、フィルター等の交換をしましょう。ふつう、数千円で販売されています。

じっさい私は、加湿フィルターを約3年間使用し、不具合が発生した経験があります。


まとめ

新型コロナウイルスの感染予防には、加湿は有効!

② 菌やカビは、水が大好き!どんどん増える!!

だから・・・

  1. 加湿器、給水タンクの水は、まいにち交換
  2. 加湿器のパーツは定期的に洗う!
  3. 湿度計を置いて、お部屋の湿度を40~60%に調節する!

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