《考察 ネタバレ》ジョジョ第6部、プッチ神父とDIOは、なぜ「天国の時」を迎えたかったの?
おはこんばんわ!たこやきです。
今回は、「ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン」において、プッチ神父が目指していた
「天国の時」。
どうして、プッチ神父が「天国の時」を目指すようになったのかを、私なりに考察してみました。
また、あわせてDIOが「天国の時」を目指した理由も考察してみました。
殆ど妄想に近い内容になっていますが、興味があればぜひ読んでみて下さい。
なぜ、プッチ神父は「天国の時」を実現したかったのか?
どうしてプッチ神父は、多大な犠牲を払ってでも「天国の時」に至りたいと思うようになったのでしょうか。
一つには、神父だから。キリスト教を、神を信じているから、天国に行きたいと思った。当然ですよね。
また、亡き親友のDIOの、生前の目標を達成してあげたかった。これまた当然です。
ですが、最大の原因は、「妹ペルラの死」だと思います。
プッチは、生き別れの双子の弟「ウェス・ブルーマリン(ウェザーリポート)」と、妹「ペルラ」が交際していることを知り、二人が傷つかないように、探偵に頼んで別れさせようとします。
しかし、離縁を頼んだ探偵崩れが、強烈な白人至上主義者であり、ウェザーリポートの育ての母親の元夫が黒人だったことでウェザーリポートが黒人とのハーフだと思い込み、ウェザーリポートに暴行し、首をつって殺害します。
ペルラもまた(おそらく)暴行され、ウェザーリポートの吊られた姿を見ると、湖に身を投げて自殺してしまいます。
ペルラの死を知ったプッチは心底絶望します。良かれと思ってやったこと、純粋に妹を愛していたからこそやったことなのに、結果妹を死なせてしまった。妹の命を取り返したい!
そう強く思った結果、DIOにもらった「矢」がプッチに突き刺さり、記憶やスタンドをDISCに変えて保存できる「ホワイトスネイク」が発動します。失われた命は戻ってこないが、記憶は保存できる。妹を永遠に自分の手にとどめることができる、そういった能力が発現したわけです。
こういった出来事から、プッチ神父は「運命」「出会い」「生と死」を強く意識するようになったのでしょう。
そして、絶望的な運命・・・たとえば、愛ゆえに家族を失うことになるような・・・でさえも、事前に知っており、覚悟できれば乗り越えられると思ったのではないでしょうか。
なぜ、DIOは天国の時を実現したかったのか?
上の考察では、プッチ神父の「天国の時」への動機は、かなり納得のいく内容だったと思います。
ですが、DIOは同じように「運命を知りたい、受け入れたい」と思ったのでしょうか?
私は、違うと思っています。
DIOの性格は、ジョジョの膨大な連載期間の中で、かなり変わってしまっています。
1部のころのディオ、特にまだ人間だったころはジョジョをイジメたり、ジョジョの彼女のファーストキスをうばって喜んだりと小悪党感がありましたが、吸血鬼になったあたりから大物感が強くなっていきました。
3部では、正義であるジョースター一行と絶対悪であるDIO、というある意味少年マンガらしい対立軸を形成していました。そのためか、DIOの性格も1部のころと比べて重厚感のある悪の帝王として、DIOの性格が描かれていました。
さらに6部では、ミステリアスな、捉えどころのない人物、ある意味で求道者のような性格で描かれていたように思えます。天国の時に向かうため、この世の未知を探求する求道者・・・といったところでしょうか。
ただ6部で描かれているDIOは、第3部の直前、承太郎に殺される前のDIOなんですよね。
3部のころのDIO は、不老不死、圧倒的なスタンド、さらに悪のカリスマによる悪党を引き付ける力により、世界を支配する!という目標をはっきりと述べています。
そのような目標がある人物が、「全人類の救済」という相反する目的を、果たして持つでしょうか?
そこでこの私は考える!もしDIOがジョースター家を亡き者にし、世界を支配したら・・・。永遠の命があり、世界も手にしたら、もう何も手に入れるものがありませんよね?
私が考えるに、DIOはこの世のすべてを手に入れた後に、死後にしか手に入らない「天国」をも、手にしたいと思ったのではないでしょうか。永遠の命をもつDIOにとって、「天国」だけは決して手に入らないものですからね。それに、DIOほどの極悪人は、まず天国には行けないでしょうからね(笑)。
しかもこの「天国」、おそらくはプッチ神父が求めた「人類救済」とはまた違ったものになったのではないか、と思っています。
プッチ神父は、「運命を知りたかった」。でもDIOは、性格上きっと
「運命を支配したかった」
のではないか?と思います。
恐らくDIOが天国の時へ至る手順を行った場合、手に入った新たなスタンドはC-MOONやメイドインヘブンとは違うものになったのではないでしょうか。
例えば、自分や他者の運命を操作するものだったり、過去や現在・未来の出来事を強制的に変更できるような能力だったのではないか、と考えています。
不評だったジョジョのPS3・4ゲーム、「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」のDIOのスタンド能力「ザ・ワールド・オーバーヘブン」がまさにそれで、「真実を上書きする能力」でした。
このゲームのストーリー監修を荒木先生がされたことを考えると、やはりDIOの目指す天国とプッチ神父の目指す天国は違ったもの、という考察がしっくりきます。
《まとめ:なぜプッチ神父とDIOは天国に行きたかったのか》
・プッチ神父は、複雑な運命のもつれが原因で妹を失ったため、「運命を知りたい」と思うようになった
・不老不死のDIOは、死なない故に天国には行けない。仮に死んだとしても大罪人の為天国には行けない。だから天国の時を目指した
・DIOは、この世のすべてを支配した後、自分や他人の「運命」すらも手に入れたかった
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ジョジョ6部の全体のあらすじを、簡単にまとめた記事です。完全ネタバレですので、ご注意を。
ジョジョ6部の概要・詳細についてはこちらをお読みください。
アニメの見どころ・ポイントを紹介しています。アニメご視聴の参考にしてみてください。
6部の主人公、「空条徐倫」についての解説記事です。
難解なラスト、「時間加速」についての考察は、下記リンクよりご覧ください。
作中屈指の強キャラ、プッチ神父の「メイドインヘブン」の倒し方について、考察しました。
プッチ神父の目的について、やや妄想気味に考察した記事もあります。時間が許せば、ぜひご一読ください。
あらすじでは触れなかった、6部に登場する魅力的なキャラクターたち。
その中でも異彩を放っていて、かつとても難解な能力を持つ「ケンゾー」についての記事はこちら。
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