《米国株》レバレッジETFシリーズ、第3弾!「TECL」と「SOXL」の、各年別リターンを調べてみました!
おはこんばんわ!たこやきです。
今回は、レバレッジETFシリーズ第3弾として、
「TECLとSOXL、年ごとの年初来リターンの比較」
をしてみました。
調べてみると、意外な事実も判明しました。
投資対象の選定にお役立ていただけると思いますので、ぜひご覧ください。
安定のTECL、リターンのSOXL
早速ですが、TECL・SOXL毎年のリターンを計算してみました。
計算方法はカンタン、単純にその年の「終値」を「始値」で割り算しただけです。
以下に、表にまとめてみました。
年 | TECL | SOXL |
---|---|---|
2010 | 111.8 | 129.7 |
2011 | 78.4 | 50.6 |
2012 | 127.1 | 97.8 |
2013 | 174.0 | 239.5 |
2014 | 154.7 | 199.1 |
2015 | 102.5 | 77.7 |
2016 | 145.1 | 226.8 |
2017 | 220.9 | 235.0 |
2018 | 74.8 | 59.4 |
2019 | 302.3 | 353.7 |
2020 | 163.6 | 163.6 |
・TECL優勢回数:4回
・SOXL 優勢回数 :6回
・TECL100%以下回数:2回
・SOXL100%以下回数:4回
・TECL最高記録:302.3%(2019年)
・SOXL最高記録:353.7%(2019年)
・TECL最低記録:74.8%(2018年)
・SOXL最低記録:50.6%(2011年)
毎年ごとのリターンがSOXLの方が上回る、というのは予想通りでした。
しかし、TECLのリターンがマイナスの年が11年間でたった2回、というのは少々オドロキです。また、最低のリターンを記録した2018年も、74.8%。
さらに、2012年と2015年は、SOXLは年初来リターンがマイナスになっていますが、TECLは両年とも多少プラスとなっています。
これは、SOXLよりTECLの方がかなり安定、と言えるのではないでしょうか。
米国株、最強!レバレッジかけて、なお最強!!…なの?
もっと乱高下してるのかとおもいきや、思いのほか安心できる結果。意外ですね。
じゃあ、安心して脳死ガチホ!でいいのでしょうか。
この結果は、2010年から2020年、米国株絶好調!の時期だったから、と言えます。
この前の10年、2000年~2009年ごろは、「2000年ITバブル崩壊」「2007年リーマンショック」と、それぞれ2年以上のダウントレンドを形成していた、米国株が振るわない時期でした。
また、このころの投資は「BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国)」への投資がブームだったようで、米国株はあまり注目されていませんでした。
そう考えると、最近11年ほどのような
「SOXL爆上げ!」
「TECL安定!」
といった状況が今後も続くという保証は、どこにもありません。
やはりレバレッジETFはかなりのハイリスク商品ということは忘れず、よく吟味した上で保有するべき、だと思います。
《まとめ》
・ リターンが上回った年は、SOXLの方が多い!
・ 年初来リターンがマイナスになった年は、TECLの方が少ない!
・ 年初来リターンの最高記録は、SOXLの353.7%!
・ 年初来リターンの最低記録は、SOXLの50.6%!
・ 2012年・2015年は、SOXLはマイナスだけど、TECL はプラス!
・ 安定感のあるTECL、ハイリターンのSOXL!
・ でもそもそも、レバレッジETFは、すべてハイリスク!
・ 投資はよく考えたうえで、自己責任で行うこと